麺や みかん実食レビュー|ネオノスタルジックラーメンが光る中目黒の魚介出汁中華そば

麺や みかん|チャーシュー中華そばMIXチャーシュー エンタメ
麺や みかん|チャーシュー中華そばMIXチャーシュー

中目黒駅から徒歩圏内、目黒区役所の裏手にひっそりと佇む「麺や みかん」。
派手さはありませんが、どこか懐かしさを感じさせる中華そばを提供する実力店です。

以前から気になっていたものの、ようやく訪れるタイミングが合い、今回初訪問。
結論から言うと、素材・工程・姿勢、そのすべてが一杯に反映された、丁寧で誠実な中華そばでした。

本記事では、アクセスや店内の雰囲気、実食したチャーシュー中華そば(太麺変更)まで、詳しくレビューしていきます。

アクセス|中目黒駅から散歩がてら向かえる立地

東京都目黒区上目黒2-18-9

中目黒駅南口(I’m donut?ではない側)から徒歩約6分
目黒銀座2番街(蛇崩・伊勢脇通り)の商店街を眺めながら歩くと、あっという間に到着します。

目黒区役所(目黒区総合庁舎)の西口(裏手)からは、まさに目と鼻の先
目黒駅(徒歩約35分)や恵比寿駅(徒歩約25分)からも歩ける距離なので、時間に余裕があれば散策がてら向かうのもおすすめです。

また、本数は多くありませんが「さんまバス」が目黒区役所方面へ走っているため、利用してみるのも一興です。

営業時間|朝10時から営業がうれしい

月・火・木・金・土・日 10:00 – 21:00
水曜 定休日

朝10時から営業しているため、

  • 少し遅めの朝ラーメン
  • ブランチ感覚の訪問

といった使い方ができるのも魅力です。

メニュー&券売機|タッチパネル式で決済方法も豊富

店頭にあるメニュー看板

この日は朝からお腹を空かせ、10:10に到着。行列はなく一安心です。
店頭でメニューを軽く確認し、入店です。

タッチパネル式の食券機。現金ほか、キャッシュレス決済に対応しています。

券売機はタッチパネル式で、現金のほかクレジットカード、Suica、PayPayなどの電子決済・モバイル決済にも対応しています。

タッチパネル式は、選択肢が段階的に表示されるため、初訪問だと全体像がやや掴みにくい印象もありますが、今回は事前に「中華そば・MIXチャーシュー」と決めていたため迷わず選択。

数量限定の太麺。席につき、カウンターで現金払いです。

券売機脇には、数量限定の太麺の案内があり、こちらも迷わず追加しました。

店内の雰囲気と細やかな配慮

店内はコの字型カウンターのみのシンプルな構成。
この時点で先客は2名、私は3人目でした。

店内は明るく清潔感があり、余計な装飾はありませんが、落ち着いた居心地の良さがあります。
荷物は椅子の下、上着は壁のハンガーへ。

お客様へのお願い・子連れへの配慮

カウンター上には「お客様へのお願い」と「お子様連れのお客様へ」の案内が掲示されています。

特に印象的だったのは、
子連れでもゆっくりと安心して食事ができるよう、提供タイミングを調整する配慮が明記されている点。

ひとり訪問でしたが、
「誰にとっても気持ちよく食事をしてほしい」という姿勢が、こうした案内からも伝わってきます。

店名「みかん」に込められた想いとこだわり

案内の裏面には「麺や みかん」の成り立ちとこだわりが記されています。

店名の由来

「味を貫く」という意味を込めた「味貫(みかん)」から命名。

こだわり

豚・鶏の動物系出汁をベースに、
煮干し、さば節、宗田節などの魚介系出汁を時間をかけて丁寧に抽出。

変わった原料は使わず、あえてシンプルな素材のみ。
工程一つ一つを大切に、無駄なく丁寧に仕上げる姿勢が貫かれています。

自家製麺

ツルツルでしなやかな自家製麺。
スープとの相性を考え抜かれた設計です。

卓上調味料

一、ホワイトペッパー、ブラックパッパー
二、自家製煮干酢
三、自家製みかん一味
四、自家製酢昆布(黒い壺)
五、自家製食べる辣油(赤い壺)
お好みで調整しながらお召し上がりください。
ごはんものにもおすすめです。

と書いてありましたが、一味はあったのかな。気がつきませんでした。

実食レビュー|チャーシュー中華そば(MIXチャーシュー・太麺)

写真にエフェクトをかけたわけではないですが、不思議と昔ながらな写りになりました。

10:20 着丼。

この一杯を表現するなら、まさにネオノスタルジックラーメン。
いわゆる「ネオクラシックラーメン」と呼ばれるジャンルに位置づけられる一杯です。

ネオクラシックラーメンとは、古き良き昔ながらの中華そばのスープや具材をベースにしつつ、
出汁の重ね方や麺の設計などに現代的なエッセンスを加えて再構築したラーメンのこと。

「麺や みかん」の中華そばは、クラシカルなしょうゆラーメンの奥深さをしっかりと感じさせながら、魚介の香り立ちや自家製麺の完成度によって、今の時代にフィットした一杯へと昇華されています。

今回は、

  • チャーシュー中華そば
  • MIXチャーシュー(炭火つるし焼き4枚+巻きバラ3枚)
  • 数量限定太麺

という、なかなか贅沢な組み合わせ。

スープ

まずはスープを一口。
さば節の風味がふわっと広がり、動物系のコクが下支えしています。

魚介が前に出つつも、角はなく、
どこか懐かしく、それでいて洗練された味わいです。

麺(太麺)

数量限定の太麺

太めのちぢれ自家製麺は、
つるつる・もちもち・しなやか。

噛むほどに小麦の風味が広がり、スープとの絡みも良好。
スープの色味が微かに麺をスープ色に変えているように感じます。
食べ応えがありながら重すぎません。

チャーシュー

巻きバラチャーシュー

巻きバラチャーシュー

脂の甘みがしっかり感じられ、ほろりと崩れる食感。

炭火つるし焼きチャーシュー

炭火つるし焼きチャーシュー

香ばしさが際立ち、しっとりとした食感と肉の旨味をストレートに感じられます。

それぞれ役割が異なり、最後まで飽きさせません。
味変には、卓上調味料の自家製煮干酢を少々入れます。
煮干しなどの魚介系スープには、お酢が合います。

TRYラーメン大賞2024-25受賞の実力

TRYラーメン大賞2024-25

「麺や みかん」は、
TRYラーメン大賞2024-25 において、新店しょう油部門などで評価された実力店。

実際に食べてみると、その評価にも納得です。

まとめ|「味を貫く」姿勢が一杯に表れた中華そば

2025年12月23日(火)訪問。空は青空です。

「麺や みかん」の中華そばは、
奇をてらわず、流行を追いすぎず、素材と工程を大切に積み重ねた一杯でした。
懐かしさに寄りすぎることも、新しさを主張しすぎることもありません。

だからこそ、この一杯はネオノスタルジックラーメンと呼ぶにふさわしい存在だと感じました。

昔ながらの中華そばを知っている人には懐かしく、
今のラーメンに慣れ親しんでいる人には新鮮に映る。

「味を貫く(味貫)」という店名の由来通り、
流行に流されず、それでいて時代に取り残されない一杯。
一つ一つの工程を無駄なく丁寧に、というこだわり。
そして、子連れへの配慮にまで及ぶ店としての姿勢。

それらすべてが、実際に訪れ、ラーメンを食べることで自然と伝わってきます。

中目黒で、静かに、しかし確かな完成度と満足感を得られる
ネオクラシックラーメンを求めるなら、
「麺や みかん」は間違いなく候補に入る一軒です。

みなさまから愛される中華そば。
みなさまから愛されるお店になることは間違いないでしょう。

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