六本木に40年以上も君臨し続ける老舗ラーメン店「天鳳(てんほう)」。この店を語る上で欠かせないのが、常連たちが合言葉のように注文する「135(いちさんご)」という謎のオーダー方法です。
「135ください」
初めて聞いたら「???」となるこの注文方法。実はこれ、天鳳独自のラーメンカスタマイズの暗号なんです。今は、券売機なので呪文を唱える必要はありませんが、知っている必要はあります。
今回は、その伝説の「特製135醤油ラーメン」と「みそラーメン」の両方を食べてきたので、詳しくレポートします!
天鳳とは?六本木が誇る昭和レトロな老舗
天鳳は1984年に六本木にオープンした、札幌発祥の「ドラムカンスープ」を提供するラーメン店です。元々は1974年に「元祖さっぽろラーメン横丁」で創業した「ドラムカンスープ天鳳」の支店として誕生しました。
アクセス:六本木駅から徒歩5分
店舗情報
住所:東京都港区六本木7-8-5 ロック&ロックビル 1F
最寄り駅:
東京メトロ日比谷線 六本木駅 徒歩5分
東京メトロ千代田線 乃木坂駅 徒歩5分
都営大江戸線 六本木駅 徒歩5分
営業時間:
月~木:11:00~22:00(LO 21:45)
金:11:00~23:00(LO 22:45)
土・祝:11:30~21:00(LO 20:45)
日:11:30~15:00(LO 14:45)
定休日:年末年始(2025/12/31 15:00~1/4)
※最近は深夜までは営業していません

六本木駅から外苑東通りを乃木坂方面へ歩くこと約5分。六本木ミッドタウンの向かい側の路地にひっそりと佇んでいます。看板は控えめですが、老舗の風格が漂う佇まいです。
店内の雰囲気:昭和レトロな空間
店内はカウンター6席、4人掛けテーブル4卓の計22席。昭和の雰囲気が色濃く残る、レトロな内装です。
店内の特徴
- 昭和レトロな雰囲気が漂う
- カウンター席は常連客で賑わう
- テーブル席もあるのでグループでも利用可
- 一人客が多く、一人でも入りやすい
- 入店すると、すぐに券売機があります。
最近設置されたようで、以前は口頭注文だったそうです。
「135(いちさんご)」とは?天鳳の暗号を解読
さて、ここで天鳳最大の謎、「135」について解説しましょう。
135の意味
1:麺硬く(かたく)
3:油こく(あぶらこく)
5:しょっぱく(塩辛く)
つまり「135」とは、麺を硬めに茹でて、油を多めに入れて、味を濃いめにしてくださいというカスタマイズオーダーなんです!
さらに強化した「めんばり」
「135でもまだ足りない!」という猛者向けに、「めんばり」というメニューも存在します。これは135をさらに硬く・濃く・しょっぱく強化したもの。
初心者は素直に「135」から始めることをおすすめします。
元祖こっさり系
「こっさり」は、一般的に「こってり」と「あっさり」の中間の味を指す言葉です。濃厚なコクや旨味がありながら、しつこすぎないバランスの取れた味わいが特徴です。
天鳳は、特有の臭みがなく豚骨が苦手な人でも食べやすく仕上がっています。一番人気は常連客から根強い人気を誇る正油ラーメン。シンプルな具材との相性も抜群で「元祖こっさり系」と呼ばれるのも納得の味わいです。
メニュー:シンプルだけど奥深い

主なメニュー
- 135醤油ラーメン 900円〜1,300円
- めんばり 900円〜1,300円
- 普通醤油ラーメン 900円〜1,300円
- 135みそラーメン 1,000円〜1,400円
- みそラーメン 1,000円〜1,400円
- 塩 900円〜1,300円
普通醤油とは、昔ながらの旭川ラーメンです。
めんばりは、135をさらに強めた感じです。
普通醤油ラーメン < 135醤油ラーメン < めんばり(右に行くほど135)
それぞれに、基本、特製、チャーシューがあります。
「特製」とは? チャーシュー、味玉、メンマ、海苔などのトッピングが豪華になったバージョンです。
今回は「特製135醤油ラーメン」と「みそラーメン」を注文しました。
実食レビュー
特製135醤油ラーメン

まずは天鳳の看板メニュー、特製135醤油ラーメン。
第一印象:油の層が美しく光る
運ばれてきた瞬間、スープの表面が油でキラキラと輝いています。「3:油こく」の威力がビジュアルからも伝わってきます。
スープ:濃厚で力強い旨味

一口スープを啜ると…
「濃い!でも、旨い!」
醤油の塩気がガツンと来ますが、決してしょっぱいだけではありません。豚骨と鶏ガラの旨味がしっかりと感じられる、コク深いスープです。
スープの特徴
- 醤油ダレの塩気が強い(これが「5:しょっぱく」)
- 油の層が厚く、最後まで熱々
- 動物系の濃厚な旨味
- 昔ながらの力強い味わい
- お酒を飲んだ後にぴったり
- 「しょっぱい」と言いつつも、これが癖になるんです。ご飯が欲しくなる味!
麺:極太のちぢれ麺が主張する

麺は多加水の黄色い極太ちぢれ麺。いわゆる「札幌ラーメン」の麺です。
麺の特徴
- 極太でもちもち
- ちぢれが強く、スープをしっかり絡める
- 「1:麺硬く」でも芯がある硬さ
- 輪ゴムのような弾力(良い意味で)
- 黄色味が強い多加水麺
- 茹で時間は最短の3分程度。それでもしっかり硬さがあり、噛むほどに小麦の風味が広がります。
トッピング:特製の豪華な具材たち


チャーシュー:柔らかく煮込まれた豚バラ肉が数枚
味玉:半熟でトロトロの黄身
メンマ:コリコリ食感のメンマがたっぷり
海苔:香り高い海苔
キクラゲ:キクラゲ好きにはたまらない歯触り
チャーシューは厚みがあり、脂身と赤身のバランスが絶妙。濃いめのスープによく合います。
これぞ「昭和の名店」の味
懐かしくて力強い、昔ながらのラーメン。令和の今でも変わらぬ味を守り続けている姿勢に感動しました。
濃いめ・硬め・油多めが好きな方には天国のような一杯です。
みそラーメン

みそラーメンも、濃厚スープに、チャーシュー、もやし、ネギが、メンマが入っていて、とても美味しいです。メンマがたっぷり入っていました。
テーブル調味料に合った擦りニンニクを入れたりして、さらにパンチを効かせます。
半ライス

とても濃いスープなので、こういったラーメンにはライスも合います。
半ライスも追加しました。現金対応してくれました。
ライスをレンゲにのせて、スープに浸してぱくつきます。
醤油ラーメンにもみそラーメンにも合います。
やっぱり、美味しい🍚
ヒデちゃんも訪問

ヒデちゃん=昭和という意味でしょうか。シューイチの収録で訪れたようです。
私も昭和の人だと思うので、何か嬉しい気持ちになりました。
まとめ:六本木に残る昭和の遺産

天鳳は、令和になっても昭和の味を守り続ける稀有な存在です。
「135」という暗号のようなオーダー方法、極太ちぢれ麺、濃厚なスープ、昭和レトロな店内——すべてが昔ながらのラーメン店の魅力を凝縮しています。
特製135醤油ラーメンのガツンとしたパンチ力と、味噌ラーメンのまろやかな優しさ。どちらも甲乙つけがたい美味しさでした。
六本木という街は時代と共に大きく変化してきましたが、天鳳はその中で変わらぬ味を提供し続けています。この「変わらないこと」こそが、天鳳最大の魅力なのかもしれません。
六本木に行った際は、ぜひ「135ください」と合言葉を唱えてみてください。きっと、昭和の味に出会えるはずです。
次回は「めんばり」に挑戦してみたい…!
六本木で40年以上愛され続ける「天鳳」。ぜひ一度、「135」の魅力を体験してみてください。
店主と思われる方もお店にいました。とても爽やかで丁寧に優しく対応してくれました。
ごちそうさまでした!🍜


