2026年の初詣は、1月2日に近所の白金氷川神社へ向かった。普段は静かな境内だが、この日は正月らしく、屋台が並び、ほどよい賑わいがある。混雑というほどではないが、人の気配が途切れない。その空気感が、年の始まりとしてちょうどよかった。
白金氷川神社で、お社との出会い
参拝を済ませ、境内の奥へ足を運ぶ。
白金氷川神社には、よく知られた“猫”がいる。会いに行くと、ちょうど餌をもらっているところだった。正月の穏やかな時間が、さらに和らぐ。
社務所は閉まっており、古いお札の納め所になっていた。
お札やお守りは、広場に設けられた臨時の授与所で授かる仕組みだ。行列もできている。
ふと、閉まっている社務所の方に目をやると、小さな張り紙が目に入った。
「自由にお持ちください」
白金氷川神社の袋に入った一社造りのお社(やしろ)が、そこに置かれていた。
誰かに勧められたわけでもなく、事前に知っていたわけでもない。ただ、そこに「用意されていた」という感覚だけが残った。
神様が与えてくれたのかもしれない。
そんな都合のいい解釈をしながらも、新年早々、思いがけないご縁に恵まれた気がした。
ありがたくお社をいただき、その後は子どもたちと射的を楽しみ、神社を後にした。
初めての神棚|仕事場に祀る準備
仕事始めの日、そのお社を事務所に持っていく。
とはいえ、神棚を祀るのは初めてだ。お札の種類や祀り方を調べるところから始める。
神棚そのものがなかったため、棚板はAmazonで用意することにした。
形式張りすぎず、しかし失礼のない形を意識する。
神棚に祀るお札の種類と順番
調べていく中で、神棚に祀るお札は基本的に次の三種であることを知る。
- 伊勢神宮のお神札(神宮大麻と呼ばれる日本の総氏神様(天照大御神))
- 氏神様のお札
- 崇敬神社のお札
一社造りの場合のお札の納め方
一社造りの場合は、
手前から「神宮大麻 → 氏神様 → 崇敬神社」
の順に重ねて納めるのが基本とされている。
三社造りの場合のお札の納め方
三社造り(屋根が3つ)の場合は、
中央に「神宮大麻(伊勢神宮のお札)」、向かって右に地元の「氏神様のお札」、向かって左に「崇敬神社(好きな神社)のお札」を祀るのが基本で、位の高いものから順に並べます。複数のお札がある場合は、左側の崇敬神社のお札の後ろに重ねて納めるのが良いようです。
氏神様はどう調べる?|仕事場の氏神様を知る

ここで一つ疑問が湧いた。
「氏神様のお札は、どこで授かるのか」
調べてみると、近隣の神社に問い合わせるのが確実だと分かる。
そこで確認したところ、自分の仕事場周辺の氏神様は「渋谷氷川神社」であることを知った。
長くこの地にいながら、これが初めての正式な認識だった。
渋谷氷川神社と白金氷川神社|高台に鎮座する氏神様

伊勢神宮の神宮大麻と、渋谷氷川神社の氏神様のお札を授かりに向かう。
いわば、遅ればせながらの「ご挨拶」である。
同時に、白金氷川神社が自宅の氏神様であることも、改めてはっきりと理解した。

両社には共通点がある。
どちらも高台に鎮座しているということだ。
仕事場に神棚を設けるということ

神棚が届くまでの暫定ではあるが、
本棚の上段を空けて、一番高い位置に棚を設け、お社を据える。
この地に来てから、ようやくきちんとした挨拶ができたように思う。

Amazonで購入した棚台が届く。天井からの位置がピッタリ。
壁には穴が開けられないので、両面テープで付くフックを利用です。
ちょっと荷重に不安があったので、白蛇の置物を配置しました。
後日、壁のフックは、3Mの以下に変更しました。
お社の向き(神棚)

お社の向き(神棚)は、お札の正面が「南向き」または「東向き」になるように祀るのが最も良いとされています。これは、太陽の光がよく当たり、神様が喜ばれる方角だからです。明るく清浄な場所で、目線より高い位置に設置し、家族が毎日お参りしやすい場所を選びましょう。
- 方角
神棚の正面(お札の正面)が南向きか東向き(または南東向き)。
太陽の恵みを受ける方角です。
私の場合、お社の背が西で、東向きになっているのでちょうど都合が良い感じです。 - 高さ
目線より高い位置。
ただし、お札の交換がしやすいよう、手の届く範囲が望ましいです。 - 場所
明るく清浄で、家族が集まりやすいリビングなどが適しています。
人が出入りするドアの上や、お手洗いと背中合わせになる場所は避けます。
設置のポイント
- 仏壇との配置
同じ部屋に置く場合は、向かい合わせにならないように配置します。 - 家の造りの都合
難しい場合は、方角にこだわりすぎず、気持ちを込めてお祀りできる場所を選びましょう。
神様への感謝の気持ちが一番大切です。
これまでの信仰と、これから
これまでは、14年前にネパールで授かった
偶像ではない、祈りのマントラが込められた見た目がスマートなガネーシャと、
毎年神田明神で授かる商売繁盛のお守りを拝んでいた。
それはそれで、自分なりの信仰だった。
ガネーシャは、とても気に入っている。
まとめ|お社を迎えて、場所と仕事がつながった
今回、お社を迎え、氏神様を意識したことで、
「場所」と「仕事」と「祈り」が一本につながった感覚がある。
正月の境内で、偶然のように用意されていた一社造りのお社。
あれはやはり、少しラッキーな出来事だったのだと思う。
調べてみると、伊勢神宮のお神札(神宮大麻)普及のために、
お社が授与されることもあるのだという。
この先、気づけばお札を集めてしまいそうな予感もしつつ、
それもまた、ご縁の巡り合わせなのだろうと受け止めている。


